表紙のノンブルをcoverに変更し、利便性のために偶数ページにしておく

[kmuto]

デフォルトの状態だとノンブル文字列は

表紙 1
白 2
大扉 i
 …

になるのですが、これを

表紙 cover
大扉 i
 …

となるようにします。大扉は奇数でなければならない都合で、表紙は偶数(p.2)としています。

後方互換性を壊すことにはなります。
表紙込みで入稿するというやり方をしている場合だと問題になるかも。クラスパラメータで持ったほうがよい？

[kmuto]

後方互換をどうしてもとりたいという場合のために、pdfmaker/use_covernmbl を用意しました

[munepi]

\pagenumbering に与える値として、例えば、以下の coverpagezero を作ってしまって、\frontmatter よりも前に宣言する \covermatter でカウンタを変え、 \makecover で実際にカバー画像を挿入するとします。

\def\coverpagezero#1{\expandafter\@coverpagezero\csname c@#1\endcsname}
\def\@coverpagezero#1{cover}

\newcommand*\covermatter{%
  \pagenumbering{coverpagezero}%
}

\newcommand*\makecover{%
  \covermatter
  \expandafter\includefullpagegraphics\expandafter[\review@coverimageoption]{\review@coverimage}
}

もちろん、\begin{document} 直後は、以下のようになります。

\begin{document}
\makecover
\frontmatter
...
\end{document}

これで、出力も実際のカウンタも「cover」になります。

以下に、hyperref パッケージを前提とした完全な最小例を記します。

%#! ptex2pdf -l -u
\documentclass[dvipdfmx,a5j,uplatex]{jsbook}
\usepackage[dvipdfmx]{hyperref}
\usepackage{pxjahyper}
\makeatletter
\def\coverpagezero#1{\expandafter\@coverpagezero\csname c@#1\endcsname}
\def\@coverpagezero#1{cover}

\newcommand*\covermatter{%
  \pagenumbering{coverpagezero}%
}
\makeatother

\begin{document}
\covermatter
カバーページのページラベルは「cover」です。

\frontmatter
はじまります。

\mainmatter
本文です。
\end{document}

[kmuto]

ありがとうございます、coverpagezeroとcovermatterを導入してみました。

[takahashim]

ちなみにノンブルはnombreですが、オプション名は use_covmer_nmbl で良いですか？

[kmuto]

あ、nombreにしますね