TeC7は徳山高専で開発した教育用コンピュータです. TeC7の最大の特徴はコンピュータの内部を2進数でアクセスすることができるコンソールパネルを持っていることです. コンソールパネルを用いるとソフトウェアの介在なしに, CPUやメモリの内部を直接に観察・操作でき, ノイマン型コンピュータの動作原理を体感的に学習するために最適です. TeC7は 竹上電気商会 から入手することができます.
VHDLなどで記述されたTeCのハードウェア, C--言語で記述されたTacOS, C--言語で記述されたコンパイラ, これら全てのソースコードを公開し, ハードウェアからアプリケーションまで一貫した 教材を提供することを目標にしています.
このレポジトリにはVHDLで記述されたTeC7の設計データ, マイクロプログラム開発用のツール, マイクロプログラムのソース, IPLなどファームウェアのソース, 多少のドキュメントが置いてあります. TeC7にはTeC(8bit)とTaC(16bit)の2台の教育用コンピュータが内蔵されています. どちらを使用するかはプリント基板上のジャンパーのセッティングにより決まります.
TeC7に内蔵された8bitマイコンです. コンピュータサイエンスを学ぶ高専低学年の学生が ノイマン型コンピュータの原理を体感的に学ぶために開発しました. TeCのプログラムはハンドアセンブルして作成した機械語です. 2進数に変換してコンソールパネルから入力します. クロスアセンブラ (Tasm)を 使用したアセンブリ言語によるプログラミングも可能です.
TeCの詳しいドキュメントは TeC教科書 に公開してあります.
TeC7に内蔵された16bitのパーソナルコンピュータです. 古い機種TeC7aは,ディスプレイ,キーボード,マイクロSDカードを接続することで, 1980年代前半の8bitパソコン程度(?)の能力を発揮します. 最近の機種TeC7b,c,dは,USBシリアル,または, Blutetoothで接続したPCやスマホを ディスプレイやキーボードの代替として使用します. コンピュータサイエンスを学ぶ高専高学年の学生が 実際に動作するPCの例として使用したり, 設計を解析する目的で設計しました.
TaC上では C--言語 で記述された TacOS が動作します. 現在C--言語プログラムはクロス開発ですが, 近い将来にはTacOS上でセルフ開発ができるようになる予定です.
+ README.md このファイル
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+ TeC7.msc コンパイル済みのTeC7の設計データ
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+ VHDL TeC7 VHDL ソース
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+ Doc + ドキュメント
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| + Arch TeC, TaC の命令表
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| + Manual TeC7 のマニュアル(manual.pdf)
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| + PCB TeC7 の回路図,ピンコネ
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| + Photos TeC7 の写真
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| + VHDL TeC7 の設計に関する資料(ブロック図,ステートマシン図など)
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+ TeC + TeCモード関連のユーティリティ等
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| + Ipl Ipl(シリアル通信でプログラムをダウンロード)
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| + Mcode マイクロプログラム
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| + Test デモプログラム等
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+ TaC + TaCモード関連のユーティリティ等
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| + Ipl Ipl(uSDカードから kernel.bin を読み込む)
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| + Test TaC の I/O 動作テスト等で使用するプログラム
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+ Util TeC,TaC両方のIPL,Mcodeの生成に必要なツール
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+ Case TeC7 ケースのラベル
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+ VERSION バージョン
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+ HISTORY 変更の記録