みんな大好き、 micro:bit を LINE Simple Beacon 化するライブラリをつくってみました。
BBC micro:bit を、LINE Simple Beacon 化するためのライブラリになります
micro:bit を arduino として使いますので、Arduino IDE が必要になります
- Arduino IDE をインストールしてください (1.8.5 で試しました)
- https://www.arduino.cc/en/Main/Software
- PC/Mac 等環境によっての設定は、Arduino のサイトを参考にしてください
micro:bit は、Nordic の nRF5x シリーズの BLEチップが搭載されています
- Arduino IDE を起動します
- メニュー [ファイル] > [環境設定] で "追加のボードマネージャの URL" に次のURLを追加してください
- メニュー [ツール] > [ボード] > [ボードマネーシャ] を選んでください
- Nordic Semiconductor nRF5 based boards を探してインストールしてください
- [スケッチ] > [ライブラリをインクルード] > [ライブラリを管理] を選ぶ
- [検索をフィルタ] に "BLEPeripheral" と入力してください
- BLEPeripheral by Sandeep Mistry が表示されたら、それを選んでインストールをクリックしてください
micro:bit は、Nordic の nRF5x シリーズの BLEチップが搭載されています
このチップのBLE機能を利用するには SoftDevice というファームウェアのようなイメージを書き込む必要があります
- Arduino IDE のスケッチブックの標準の保存フォルダを Explorer(PC) や Finder(Mac) で開きます
- 'スケッチブックの標準の保存フォルダ' は、メニュー [ファイル] > [環境設定] で調べられます
- そこに tools\nRF5FlashSoftDevice\tool\ というフォルダを作ります
- 三階層分作ってください。tools, nRF5FlashSoftDevice, tool
- nRF5FlashSoftDevice.jar をダウンロードし、作った tool フォルダにコピーします
- Arduino IDE を再起動します
- micro:bit を USBケーブルで PC/Mac と接続します
- [ツール] > [SoftDevice] で "S130" を選択します (S110 でも ビーコンは動くようです)
- [ツール] > [書き込み装置] で "CMSIS-DAP" を選択します
- [ツール] > [シリアルポート] で "BBC micro:bit" っぽいものを選択します
- [ツール] > [nRF5 Flash SoftDevice] を選択し、SoftDevice を micro:bit に書き込みます
- スケッチブックの保存フォルダを Explorer や Finder で開きます [ファイル] > [環境設定] にあります。
- そこの Library フォルダに、このレポジトリを zip ダウンロードするなどし、解凍して保存します
- Arduino IDE を再起動します
- 次のURLを開いて、LINE から SimpleBeacon の HWID を払い出します
- https://admin-official.line.me/beacon/register#/
- 詳しくは、LINE Beacon のページを確認してください
- Arduino IDE で [ファイル] > [スケッチ例] > [LINESimpleBeacon] > [LINESimpleBeacon] を開きます
- ソースの 8行目あたりの 5つの16進数の数字を、LINE から 払い出した HWID に設定します
unsigned char hwid[5] = {0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00};
# を、HWIDが 1A2B3C4D5E の場合は
unsigned char hwid[5] = {0x1A, 0x2B, 0x3C, 0x4D, 0x5E};
# と書き換えます
- [ファイル] > [名前をつけて保存] で、任意の場所に保存します
- S130を書き込み済みの、micro:bit を USBケーブルで PC/Mac と接続します
- [スケッチ] > [マイコンボードに書き込み] します
これで、LINE Beacon として動くはずです