[機能リクエスト] ㋿・JIS第4水準漢字対応

[YabamenoTate]

Ricty Diminished を愛用させて頂いている者です。

Ricty Diminished の fork の中で、現時点で最もサポートされているフォントは RictyDiminishedNeo と Ricty ShinDiminished だと思われるのですが、Ricty ShinDiminished は鼻濁音（か゚き゚く゚け゚こ゚）が出なかったりと、それぞれ違う機能が実装されており、多くの機能を備えたフォントを探しております。
これらの2つのフォントをマージすると、整合性が取れなくなるため、更新日時が新しい RictyDiminishedNeo に、Ricty ShinDiminished の機能を追加できないかと考えて issue を投稿させて頂きます。

① 第4水準漢字対応と整合性の調整
Ricty ShinDiminished は 2023 年の時点で第4水準漢字に対応しているようです。そのため、実装は比較的容易であると考えます。
ただし、記号、特に囲み文字においては全角にするか半角にするかで違いがあるため、記号の種類ごとに収録数が多い方に合わせる必要がありそうです。また、RictyDiminishedNeo の括弧文字の高さが Ricty Diminished から変更されているのは Inconsolata LGC ベースに変更したからでしょうか。

② Ricty Diminished がサポート終了して以降で Unicode に追加された文字、特に「㋿」等の対応をお願いしたいです。

よろしくお願いします。

[YabamenoTate]

鼻濁音のような合成文字は、か行のみ対応されており、調音点として「おとっさ゚ん」のようなか行以外の使い方もありますが、か行以外の対応はフォントによってバラバラなようです。

[MihailJP]

括弧の高さが変わっている件については、Inconsolata LGC は古いバージョンの Inconsolata からフォークした Inconsolata Hellenic からさらにフォークしたものであるためです。その後本家 Inconsolata で調整が行われた可能性があるため、この点については先祖返りしています。また、Ricty Diminished Neo のバージョン 0.6 は古いバージョンの Ricty Diminished を元にしているためその点も問題です。

Ricty ShinDiminished については Mgen+ のグリフを追加したもので、Mgen+ は M+ に Source Han Sans 由来のグリフを追加したものですが、最終更新が平成時代であるため「組み文字の令和」が含まれていない状態です。これについては Source Han Sans の最新版から直接追加する形となりそうです。

合成文字については、JIS X 0213 に規定されている「半濁点付きの か行」およびアイヌ語表記に使う「捨て仮名のフに半濁点」に対応しています。やろうと思えば「ンョ゙ハー゙」のような特殊な表記にも対応できなくはないですが……要りますかね？

[YabamenoTate]

ご返信ありがとうございます。

最終的には、それぞれで更新されている RictyDiminishedNeo と Ricty ShinDiminished の両方の機能を併せ持ち統一した令和版フォントが実現できて欲しいと考えております。