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macos.md

File metadata and controls

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macOS (OS X, Mac OS X) での TeX Live のインストールと設定

  • TeX Live 公式のインストーラを使用する
    • install-tl を入手してターミナルから実行します。 → こちら
  • TeX Live をベースにした macOS 専用の TeX ディストリビューションを入手する
    • MacTeX ならば,TeX Live の全体 + Ghostscript + 統合環境などの GUI アプリケーションがインストールされます。 → こちら
    • BasicTeX ならば,TeX Live のサブセット (scheme-small) がインストールされます。日本語を使うためにはいくつかの作業が必要です。 → こちら
    • 小川版 Drag & Drop UpTeX ならば,TeX Live のサブセット (scheme-small) に日本語パッケージ + α が予め追加されており,日本語フォントのセットアップを自動で簡単に行う GUI も付いてきます。

以上の設定が完了すれば,LaTeX で日本語の文書を作成するには十分です。

macOS に付属のヒラギノフォントを使う設定

macOS (OS X, Mac OS X) に付属のヒラギノフォントを使用したい場合は,インストールと最新へのアップデートが完了した後で,以下の設定を行ってください。 なお,下記の理由により,これは特に必須というわけではありません。

  • TeX Live 2015 以前では,PDF を作成すると日本語フォントが埋め込まれませんでした。この状況では,何らかの日本語フォントの埋込設定を「必ず」行う必要があり,かつての TeX Wiki でも「日本語設定の一環」としてヒラギノフォントの利用を推奨していました。
  • ところが,TeX Live 2016 以降では状況が変わり,標準で「IPAex フォント」が埋め込まれるようになりました。TeX Live 2020 以降ではさらに多ウェイト対応の「原ノ味フォント」が標準になっています。そのため,もはやヒラギノフォントを使う設定は「日本語設定の一環」ではなく,単に好みの問題となりました。
  • macOS のバージョンアップで,ヒラギノフォントのファイル名や場所が変化する場合は,再設定が必要になります。また,OS X El Capitan (10.11) 以降の環境に付属するヒラギノフォントは dvipdfmx で利用可能ですが,dvips + ps2pdf (Ghostscript) での利用ができません。

以上を踏まえたうえで,macOS に付属するヒラギノフォントを pLaTeX / upLaTeX + dvipdfmx のワークフローで利用したい場合は, こちらを参照してください。